ちゃれん女ゲーム基礎勉強会Vol.1

ちゃれん女ゲーム基礎勉強会Vol.1

2021年9月5日(日)晴れのち晴れにて、試合に出始めたばかり、または試合デビューを控える「ちゃれん女」を対象に、日本代表コーチの庄山さんをお招きして、『ゲーム基礎勉強会』を実施しました。

隣のフットサルコートの試合と重なり、聞こえづらかったりしたかなと思ったので、座学の内容をまとめてみました。もしよければご参考までに。

サーブ

サーブの移動式・固定式とは?

移動式:テニスのようにサーバーはサーブをした後、そのままサーブしたサイドと同じサイドのネットポジションにつく。(毎ポイント担当サイドが移動する)

移動距離が短いので、ファーストボレーに備えやすい初中級レベルであれば、なるべく両サイド練習した方が良いので、移動式がおすすめ

固定式:ペア間で担当サイドを決めてプレイする。例えば、フォア(デュース)サイド担当のプレーヤーがフォア(デュース)サイドからサーブする場合でも、バック(アド)サイドからサーブする場合でも、フォア(デュース)サイドのネットポジションまで移動する。(担当サイドを片方に固定する)

移動距離が長くなるが、得意なサイドに特化してプレイできるため、プロや上級者は固定式でプレイすることが多い。

狙うコースは?

壁際:初中級レベルでは、相手の壁際の処理ミスを期待して、壁際に打つことも有効だが、上級レベルではほとんど期待できない。上級レベルのプレーヤーは、相手のリターンの範囲を制限することを目的に、壁際に打つことがある。壁とボールの間にラケットが入りにくいので、アングルに返ってくる可能性は低い。逆にストレートに返ってきやすいので、自分の担当サイドでない側からサーブを壁際に打つことはとてもリスキーであり、基本センターに打った方が良い。

センター:相手のリターンの範囲を制限することができる。センターに返って来やすい。相手をセンターまで動かしているので、ファーストボレーをワイドに打てば、相手を動かすことができる。(3球目攻撃

ボディ:コンチネンタルグリップでプレイすることの多いパデルでは、ボディは返球が難しいので有効。

リターン

狙うコースは?

ファーストサーブは、低く速いボールでくることが多ので、低いボールでネットから遠い人(通常はサーバー)の足元へ返球し、バウンドが跳ねるようなセカンドサーブであれば、ロブで返球する。

ネットポジションでの配球

  • 両サイドのプレーヤーを動かすことができるので、センターへの跳ねないボールは有効。
  • 基本的に一人のプレーヤーに続けて打つ。良いボレーでひとりのプレーヤーをサイドやセンターに追いやったのに、次のボールでもう一人のペアに打つのは有効でない。
  • 相手が横→後ろのドブレになるようなショットを打ったら、次のボールはワイド
    相手が後ろ→横のドブレになるようなショットを打ったら、次のボールはセンター
    上記のような配球をすれば、相手を動かすことができる。

ディフェンスのポジショニング

基本サービスラインの一歩後ろ。どんどん前に行きたくなってしまうが、しっかりディフェンスするために、そのポジションをキープする。

ただし、ロブを上げたら、ロブを上げたプレーヤもペアも両方、自分サイドの壁方向斜め前に一歩動いて、次のボールに備える。後ろ→横に跳ねるスピードの速いバンデッハやレマテに備えるため。

ゲームで勝つための基本的な考え方

  • 相手より自分を優先。相手を動かそうとすることより、まず自分が次のショットに備えやすい配球を優先する。(速く打てば速く返ってくる。ボールが来た方向と違う方向に打つと、自分もペアもポジショニングを変えなくてはいけない。etc.)
  • PONDの考え方。詳細は参加者限定で(笑)
  • チャンスボールは待つのではなく、相手からチャンスボールが来るように仕向ける。

Q&A

Q:相手から自分のペアが集中攻撃されていたら、自分にできることはありますか?
A:自分の方にいつボールが飛んで来てもいいように、足をいっぱい動かす。無理にセンターまで取りに行くのはリスキー。ペアがストレートに返球できれば、相手からのクロスにいるのは自分なので、自分にボールが来る可能性が高くなる。(例えば、バンデッハでストレートへ返球するのは難しい)

Q:対テニスプレーヤー対策としてできることはありますか?
A:バンデッハができない可能性が高いので、ロブを上げて打たれたボールをカウンターして前を取る。ただし、壁を使ったディフェンスが上手にならないと使えないので、練習頑張りましょう(笑)
どうしても自分に打たせたい場合は、こちらの記事参考にしてください。

基礎的な技術アドバイス

  • インパクト前からインパクト後まで、ボレーの手首の角度を120°に保つ意識する。
  • 全てのショットにおいて、打ちたい方向に対してしっかり90°横を向く。正面を向いたままスイングすると、打ちたい方向にラケットを振ることが難しい。

皆さん、お疲れ様でした!