Fridge(フリッジ)とは?
- 2020.06.03
- TECHNIQUE
Fridge(フリッジ)とは英語で「冷蔵庫」という意味で、パデルでいう「Fridge」とは、相手が自分のパートナーにばかりボールを返球するので、手出しができない状態を、「Fridgeの中にいる」といいます。ペア間のレベルに差があるときによく見られる戦術です。
目次
Fridge(フリッジ)戦術が有効である3つの理由
- ミスが多いと思われるプレイヤーにボールを集めると、相手のミスを誘発できる可能性が高くなり、よりポイントを取れる。
- 常に同じサイドにボールがある状態になるため、ポジションを変える必要がない。
- ターゲットを1人にすることで2人の共通の目標ができる。
Fridge(フリッジ)戦術のコツ
Fridge(フリッジ)のプレイヤーに自分のサイドカバーをさせ続ける
ポイントの序盤で、Fridge(フリッジ)に入れるプレイヤー側のコーナーにアグレッシブなボレーを打ち牽制しておくことで、ターゲットにしているプレイヤーのカバーに出てこないようにする。
片方のプレイヤーを集中して振り回し両者をイラつかせる
片方のプレイヤーを集中して振り回すことができると、そのプレイヤーが段々と疲れてイラついてくるとともに、パートナーを助けることがてきないプレイヤーもイラつかせることができる。
ターゲットにしているプレイヤーの動きが段々良くなってきてしまったら、一旦戦略を変えることも重要。試合後半でもう一度その戦略に戻すこともできる。
Fridge(フリッジ)脱出法
逆に自分たちのペア間のスキルに差があり、自分もしくは自分のパートナーに集中的にボールを集められてしまった場合の対策法は下記の通りです。
- 集中的に打たれているプレイヤーは、ラリーの向きを変えさせるためのストレートロブを打つ
- それでもまだ打たれる場合は、高いストレートロブを打ってネットにダッシュする(パートナーは後ろに残ってパートナーの後ろ含めコートの4分の3をカバー)
- オーストラリアンフォーメーションでサーブをして、カバーするサイドをスイッチする
- 相手が自分のパートナーにリターンするのを難しくするため、サーブをボディーに打つ
- 同じ戦略(Fridge)をやり返す
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